SSブログ
もの作り ブログトップ
- | 次の20件

檜のベンチ [もの作り]

昨年秋に切り倒した檜の丸太、樹齢数十年の立派な木を土留めなどに使ってしまうのも忍びなく、形が残るようにベンチを作ることにしました。

110202_01.jpg
太い幹を二つに割って座板にし

110202_02.jpg
丸太の足に切り込みを入れてダボ穴を穿ち

110202_03.jpg
座板とつなげます。

110202_04.jpg
ここまでやって昼休み。カミさんが出かけたついでにちょっと面白いお弁当を買って来ました。大学の食物健康科学科が監修したという「れんこん御飯弁当」なるもの・・・おかずがたくさんあって結構いけました。ちょっと手抜きだけれど、田植えのときのお弁当にいいかもなぁ。

110202_05.jpg
さて、午後はベンチの座面にかんなをかけ

110202_07.jpg

出来上がったベンチを、以前この木が生えていた場所に運びました。これまで何十年も高い所から八郷の風景を見渡していた檜が、ベンチになって同じ場所から眺めているようで、心持ち気が楽になりました。

小さな大工さん [もの作り]

遊びに来ていた孫が工作をしたいと言い出しました。 ガッテン承知!!

刃物は危ないという人がいますが、のこぎりや金づちなどの基本的な道具は、使い方をきちんと教えてあげれば5歳の幼稚園児でもしっかり使えます。

100828_01.jpg
両刃ノコは目立てのどちらを使うかようく見て

100828_02.jpg
腰をしっかり入れて押さえ6分に引き4分、肩の力を抜いてのこぎりの重みで真っ直ぐに引く

ちょっとした道具があれば色々と工夫が楽しめて、子供たちもゲームばかりに夢中にならないと思うのですが・・・甘いかなぁ。

竹細工 [もの作り]

洗面所の壁と整理たんすの間に中途半端に空いたスペース。物を置いても使い辛く

「しゃれた棚が欲しいな」

というカミさんの要望にお応えして、竹で棚を作ることにしました。竹は安いし加工しやすいですからね。

100725_02.jpg 100725_03.jpg
先ず、脚にする太めの竹に穴をあけたら竹を焼きます。こうするとぐっと強くなるし、色も落ち着きます。

100725_04.jpg
あけた穴に細竹を差し込んで枠組みを作ったら
100725_06.jpg 100725_07.jpg
水で湿らせた麻ひもで細竹を縛って棚を組んでいきます。濡れた麻ひもは縛っている時に解けにくく、乾燥すると縮んでギュッと堅く絞まります。
100725_08.jpg
上下二段の棚を組み立てて出来上がり。
100725_01.jpg 100725_09.jpg
使用前             使用後
まぁまぁ収まりがついたですかね。

小屋完成! [もの作り]

先週末に作り始めた作業小屋が、五日目の今日完成しました。

100602_16.jpg
昼前に塗装を始めて、

100602_20.jpg
夕方、ようやく完成しました。

小屋を立てている間、トンテンカンという音につられて、近所の人が見学にやって来ましたが、材木に詳しいおとなりさんの話では、最近は節の多い杉の間伐材はなかなか手に入らないようで感心していました。節の多い方が見栄えが良いのだそうです。

そこで、中は木の風合いを残すため、そのままにしました。

100603_04.jpg
昔作った工具台や棚を入れて、My Workshop のできあがりです。こうして色々な工具に囲まれていると、何だか少年時代に帰ったようにわくわくした気持ちになります。

作業小屋 [もの作り]

八郷で家を作る時、あまり細かく部屋を区切りたくなかったので、音に関していえば二階も含めて家中ほぼ筒抜け状態です。いくら寛容なカミさんでも、どこにいても私のギターを聞かされるのでは落ち着きません。

「グラン・トリノ」に出てくるガレージほど立派なものは無理ですが、農具の収納や、ちょっとした工作ができる空間があると、これから色々大工仕事をするにも助かります。

そこでキットハウスで「作業小屋兼ギターの練習所」を作ることにしました。キットハウスにも色々ありますが、割としっかりしていて、素人でも組み立てられるとなると、ログハウスが最適です。

朝6時過ぎ、岐阜県から4トントラックで運ばれて来た資材が到着しました。運転手兼指導員の方の指導に従って、先ずは基礎作りから始めます。

100529_01.jpg
スコップで掘った穴にセメント、砂、砂利を入れ、水準器で6点のレベルを正確に出して束石を置きます。

100529_02.jpg
次に杉の角材(これが重い!)でしっかりと土台を作り、

100529_03.jpg
その上に檜と杉の角材で骨組を組み上げて行きます。工場出荷時に部品に記号が打ってあるので、作業がはかどります。

100529_04.jpg
このメーカーの特徴は、壁のログが中空であることで、軽量化とともに断熱効果も得られます。


100529_07.jpgこの角ログを下から順に積み上げて壁を作って行きます。

100529_08.jpg
同時進行の屋根張り作業は、クレーンでつり下げてもらったパネルを、一枚ずつビスで留め、

100529_09.jpg
防水シートを張った上に、屋根材を一枚ずつ重ねて張って行きます。高いところでの慣れない作業に初めのうちは少し腰が引けましたが、軒先などの難しいところは指導員の人がしてくれたので助かりました。

100529_10.jpg
初日の作業はここまで、息子にも手伝ってもらって何とか形が整うまでになりました。ここから先はひとりでボチボチ進めるので、完成までには後しばらくかかりそうです。

八郷の椅子展 [もの作り]

八郷の北の瓦会に、この近くに住む工芸家が集まって、定期的に作品展を開いている「こんこんギャラリー」があります。住所が「狐塚」なので、多分この地名にちなんでギャラリーの名前をつけたのでしょう。

100522_01.jpg
ギャラリーの建物も作家仲間が力を合わせて建てたものです。今は「八郷の椅子展」が開かれています。丁度玄関の鞋履き用の椅子を探していたので、覗いてみました。面白い作品がいくつかあって迷ったのですが、ルークラフトの長谷川さんの作品を買うことにしました。

100522_02.jpg
座面は欅、胡桃、楢などをホゾでつなぎ合わせて、座りやすいように彫刻刀で丸みを付けています。丁度長谷川さんがギャラリーに来られたので、工房にお邪魔して、幾つもの作品の中から気に入った組み合わせのものを選ばせてもらいました。

もうひとつこの椅子の良い点は、座面が回転するので、靴ひもを縛る時に足台を動かさずに楽に結べることです。

100522_03.jpg
足台は薪ストーブ用のクヌギを輪切りにして作りました。

水車と線香(駒村清明堂) [もの作り]

我が家から筑波山麓を車で10分ほど上ると、創業以来100年近くに渡って八郷で線香を作っている「駒村清明堂」があります。家の一角に構えた小さな売店を通りぬけて裏手に行くと、

100516_01.jpg
水車小屋の脇に杉の枝葉がうず高く積まれていました。

100516_02.jpg
樋で分けられた山からの渓流が

100516_03.jpg
勢いよく水車を回し、

100516_04.jpg
木製の歯車を伝って砧を突いて杉の葉を細かく砕きます。

驚いたことに砕いた粉はつなぎを使わずに、熱湯で煉った後で棒状に成型します。ご主人に聞くと、東北や北海道等北方の杉は脂が多く、逆に南方のものは脂が少ないためつなぎを加えるそうですが、八郷の杉は丁度良い脂の量だそうです。今では原料の杉を手当てして、水車で臼を付いているのは日本でももう数えるほどしかないそうです。

100516_05.jpg
帰り際に家の傍の畑に居た奥さんが、「天ぷらにすると美味しいですよ」と、明日葉の葉と苗を分けてくれました。

100516_06.jpg
家に帰ってお線香の箱を開けると、何とも言えない良い香りがしました。

虫よけ [もの作り]

今日はチェーンソーで薪を切るのに手ごろな台を作ることにしました。中腰でチェーンソーを使うととても疲れますし、第一危ないですからね。

100508_02.jpg
PFS材をビスでとめて一応形ができた所で、防腐対策をします。外で使う木工品はすぐ虫にやられて朽ち果てるので、防腐対策は必須です。

100508_03.jpg
作ったふたつの台のうちのひとつには防腐剤を塗り、

100508_04.jpg
炭焼きのヨシ爺さんが言うには、「表面を焼いておけば、防腐剤なんか塗るよりはるかに効き目があるよ」というので、もうひとつはバーナーで焼いてみました。

100508_05.jpg
台が出来上がりました。防腐塗装と焼き入れ・・・さて、しばらく外に出しておいて、結果がどうなるか楽しみです。

日曜大工 [もの作り]

縁側のスペースを利用して書斎もどきのコーナーにしようと、イメージに合った机と本棚を色々と探しましたが、天板の大きさや収納の量など、どれも「帯に短し、たすきに長し」といった感じで、なかなかこれと思うものがありません。いっそのこと自分で作ってしまおうと、二十数年ぶりに日曜大工をしました。

昔は結構日曜大工をしたもので、三人の子供たちの勉強机なども作りました。当時は手引き鋸とカンナで作ったので時間がかかるだけでなく、切り口がゆがんで合わせ面に隙間ができたりしたものですが、今ではDIYセンターに様々な資材がそろっていますし、材料を希望の寸法に精度良く切ってくれるので、アイデアを図面化しておけば手軽に作れます。

ということで、価格が安い割に寸法精度の良いパイン集成材にウレタンニスを塗装して、自分のライフスタイルに合った書斎セットを作ることにしました。

今回のものは脚下書架付きのメインデスク、卓上書架、それにサイド書架を最終的に一体物に仕上げるので、

100421_01.jpg

寸法の間違いがないように、部分ごとの三面図を方眼紙に書いて部材寸法を確認し、製作工程を想定して、予め手順書を作りました。

100421_03.jpg

実際の製作・組立に入る前に頭の中でシミュレーションしておくと、「あっちゃぁ~」という寸法間違いがありませんし、組み立てた後で手が入らずに色が塗れないなんていう問題も避けられます。

100421_04.jpg

さて、丸三日ほどかけて希望通りの机が出来上がりました。25年ほど前に子供たちに作った引出しは色も違うし、古びてはいるのですが、捨てるのも忍びないので、机の右下に入れて使うことにしました。手造りは寸法が自由なので、こういう時は便利です。

紙粘土 [もの作り]

今日は朝から雨。カミさんが片づけた引っ越しの段ボール箱の中に、昔アフリカで買った木彫りの人形が入っていました。

ロダンではありませんが、ちょっと『考えている』風情で気に入ったのですが、左右の足の長さが少し違っていて、お尻の座りも良くないので、ちょっと触るとすぐにゴロンと横に倒れてしまうのです。勝手に手を加えて左右の足の長さを揃えるのも気がひけたので、紙粘土で台座を作ることにしました。

100324_05.jpg
板を適当な大きさに切って、紙粘土で覆うと簡単に座りの良い台座ができました。

100324_08.jpg

こちらもすぐに倒れてしまう男性像と女性像。折角なので、二人を一緒の台座に乗せました。本当はお雛様のように男女のしかるべき位置関係があるのかもしれませんが、女性がソッポを向いてしまうのもつれないので、このように並べました。

子供の頃、紙粘土は新聞紙と膠を煮込んで作ったものですが、今は出来上がったものを売ってるので便利ですね。あとは良く乾かして色を塗れば出来上がりです。ペタペタと紙粘土を捏ねていると、童心に帰ります。

山椒のすりこぎ [もの作り]

今の家に住み始めた頃、庭に植えた山椒の木が随分大きくなって、毎年その葉で佃煮を作っていたのですが、この所元気がなくなっていました。

100315_01.jpg
転居する際に植え替えるわけにもいかず、思い切って記念の「すりこぎ」になってもらうことにしました。山椒のすりこぎは香りが良いですからね。

100315_02.jpg
結構大きく育っていたので、両手で使う大鉢用と、卓上小鉢用の小さなやつができました。
ま、すりこぎばかりこんなにあってもしょうがないんですけれど・・・

- | 次の20件 もの作り ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。