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薪ストーブ [里山の生活]

八郷に移る時、ひとつだけカミさんに我儘を言わせてもらったのが薪ストーブです。
今まで住んでいた家では、部屋ごとに色々な暖房器具を使っていました。炬燵や石油ストーブ、オイルヒーターにエアコン。そして気付いたのですが、エアコンと加湿器で温めた部屋と、小さな石油ストーブにシュンシュン沸くやかんを乗せた部屋では、身体に対するやさしさがまるで違うのです。
そこで、八郷では薪ストーブを使うことにしました。

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太太の要望は「お鍋が乗せられるやつにしてね」ということだったので、ちょっとサイズが大きくなりました。少し春めいてきてはいますが、今を逃すと今度の冬までテストができないので、試しに薪を焚いてみました。

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たきぎに火をつけてから丸太に火が移るまで小一時間、燃やしている間も薪をくべたり、出かけるからといってすぐに消すというわけにはいかず、スイッチ一つで操作できるエアコンに比べると随分手間がかかりますが、赤く熾きた火を眺めながら優しい温もりに包まれると心がなごみます。

今日は気の早い友人夫婦が、未だテーブルも椅子もない我が家に遊びに来てくれましたが、ストーブを囲んで車座になると、何はなくとものんびりとした語らいの場ができます。


田舎暮らし [里山の生活]

昨日

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子供たちの家族が集まって、壮行会を開いてくれました。

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今朝も孫たちが、早くからゴソゴソしていると思ったら、私たちに朝ごはんを用意してくれていたようです。

実はこの春、筑波山麓に移住することにしました。私たちがこの土地を離れるとなると、子供たちにとっても、生まれ育った懐かしい場所に来ることもなくなってしまうので、その前にもう一度見ておきたいという心境になったのだそうです。


一昨年の末に台湾から帰国して以来、「終の棲家」となるべき処を探していました。八ヶ岳山麓などいくつかの候補地がありましたが、最終的に筑波山麓の八郷(やさと)に決めました。ここは『日本の里百選』にも選ばれた、豊かな自然が残る里山です。

友人たちにとっては意外だったようで、「歳をとったら便利な都会暮らしがいいよ」、との助言も頂きました。もちろん今までの生活に比べれば多少の不便さはありますが、それと引き換えに澄んだ空気、美味しい水、風の音や虫の声が聞こえる静けさ、草木の香り、四季の移ろいを肌で感じられる自然の繊細さを手に入れることができます。

そして、多少濃厚だけれども素朴な人間関係・・・台湾で三年暮らして思いました。人とのつながりは、どこに住んでも本人次第。こちらの人たちと新しいネットワークを広げるのも楽しみです。

これから大工仕事や家の周りの植栽、それに薪割りや畑の土作り等々やることが山ほどありますが、まぁ焦らずにボチボチやっていこうと思っています。

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家のすぐ近くには、土地を売って頂いた地主さんの立派な古民家があって、

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畦道からは開けた風景の向こうに、どっしりとすそを広げた筑波山が見えます。

これからは、ご縁があって住むことになったこの土地の風物について、少しずつ紹介していきたいと思います。

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