茶飲み話 [里山の生活]
今日大工仕事をしていると、カミさんが「あらっ、こんにちわ」と声をあげ、何処からともなく庭にヨシ爺さんが現れました。この間山で初めて会った時に家の場所を聞かれて、「あの辺のちょっと先・・」なんて大雑把には言ったのですが、さすが人家の少ない所だけあって、簡単にわかったそうです。その時に木を切りたいと言った我が家の様子を見に来てくれたようです。
サワラヒノキが手入れされないままに密集して下地が荒れているので、果樹などを植える前に間伐をして日当たりを良くしたいと思っているのです。田園風景の見通しも良くなりますしね。
ヨシ爺さんはきつい方言なので、所々聞き返さないと話がわからないのですが、何せ80年以上もずっとこの八郷で暮らして来た里山生活の“達人”です。私が先日こんにゃく造りに挑戦して、今ひとつうまくいかなかった話をすると、
「そりゃ、芋は握りこぶしぐらいのがちょうどええ。大きくなったやつは実がゆるいからな。それからな、煮るときゃ腕が痛くなっくらいまでかきまぜにゃだめだ。ハハハ。んでも、若いのに自分でやろうってのはえらいもんだな」
と妙に感心していました。決して若くもないんですけど・・・
話が一段落すると、ヨシ爺さんは
「あ、長居しちまったな。ども、ごちそうさんでした。」
と言ってペコリとお辞儀をし、胡坐で少し硬くなった腰を伸ばして、ガタガタと音のする軽トラに乗って帰って行きました。ヨシ爺さんの座っていた座布団には、ほんわりとした暖かい気持ちがそのまま残っているようでした。
サワラヒノキが手入れされないままに密集して下地が荒れているので、果樹などを植える前に間伐をして日当たりを良くしたいと思っているのです。田園風景の見通しも良くなりますしね。
ヨシ爺さんはきつい方言なので、所々聞き返さないと話がわからないのですが、何せ80年以上もずっとこの八郷で暮らして来た里山生活の“達人”です。私が先日こんにゃく造りに挑戦して、今ひとつうまくいかなかった話をすると、
「そりゃ、芋は握りこぶしぐらいのがちょうどええ。大きくなったやつは実がゆるいからな。それからな、煮るときゃ腕が痛くなっくらいまでかきまぜにゃだめだ。ハハハ。んでも、若いのに自分でやろうってのはえらいもんだな」
と妙に感心していました。決して若くもないんですけど・・・
話が一段落すると、ヨシ爺さんは
「あ、長居しちまったな。ども、ごちそうさんでした。」
と言ってペコリとお辞儀をし、胡坐で少し硬くなった腰を伸ばして、ガタガタと音のする軽トラに乗って帰って行きました。ヨシ爺さんの座っていた座布団には、ほんわりとした暖かい気持ちがそのまま残っているようでした。
2010-03-13 21:37
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コメント(2)
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ヒデさん、こめんとありがとうございます。
雨の中、結構大変でした。
八郷は思いのほか山深い印象ですね。炭焼きとか関東の里山ではないような...
by バタ足 (2010-03-15 22:12)
バタ足さん
八郷の集落は海抜50m程度ですが、関東平野の北端にあるので、山の裾が後ろに迫っています。その割には気候が温暖で、農作物の生育には好適なので、最近は都会から週末生活をしに来る人たちも結構居るようです。
by ヒデさん (2010-03-15 23:29)