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冬支度 [季節]

八郷に住んで1年半が経つ間に知り合いが少しずつ増えて、「日当たりが悪いので庭の欅を切ったから」とか、「樫の林を切り拓いたから」とか、何人かに「薪入らない?」と声を掛けてもらいました。
もちろん有難いお話で、早速参上して頂くことにしました。

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昨年作った薪用の棚だけでは足りなかったので、パイプで少し大きめのものを作りました。切り倒したばかりの生木は水分を多く含んでいて、棚一杯に積むと1トン以上もあるので、土台も砂利とブロックでしっかり作りました。

ここ数日、チェーンソーや斧を振り回して筋肉痛になりましたが、これでこの冬は充分乗りきれそうです。


実りの秋 [季節]

朝夕の涼しさと共に八郷の果物も色付いてきました。

今日は友人に梨を送ってもらう手配をお願いしに、ご近所のOさんのお宅に伺いました。こちらの梨は瑞々しくて甘く、とても美味しいのです。

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立派なモチの木が構える長屋門を入ると、

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茅葺き屋根の長い軒に強い日差しを遮られた土間はひんやりとして、

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長い時を経た藁土壁には、この家に伝わる織物や染物などがそれとなくに飾られて、心づくしのおもてなしを感じさせる心地よい空間が広がっていました。

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栗も堅いイガをはじかせて、そろそろ実りの秋の到来です。

暑気払い [季節]

伸びゆく稲が夕日に照らされて緑に輝く頃

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里山を吹き抜ける風を受けながら暑気払い。

この日のためにNさんがアユを釣って来てくれました。

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先ずは炭火をおこしてじっくりと炙り焼き、小一時間ほどするとアユ特有の香りが辺りに漂い始めました。今は未だ小ぶりな遡上アユも、これから秋にかけて徐々に身を太らせます。

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持ち寄った手料理に舌鼓を打ちながら、お酒にほろ酔い、音楽に酔い増し、夜は深々と更けて行きました。





里山の春 [季節]

田んぼでカエルが鳴き始めると

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里山は新緑と山桜で淡色のパッチワーク

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駐車場の片隅で砂利の間からスミレが顔を出しました。

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この季節、普段はあまり気にもとめないような所で、思いがけず野の花を見つけます。

霜柱 [季節]

今朝は随分と冷え込み

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デッキに降りた霜がキラキラと光って

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落として庭に置いた樫の枝も、羽毛が生えたように銀色になりました。

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力強く土を持ち上げた霜柱も、やわらかい陽の光には抗うすべもなく

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やがて、あちら、こちらで音もなく倒れ

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土に帰って行きます。

「あっ、そこ、写真撮ってるんだから!」

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「あっ、ゴメン。でも、シャキシャキして、気持ちいいんだもん」


新年 [季節]

明けましておめでとうございます。
八郷は温暖なお天気で新しい年を迎えました。

正月休みに子供たちの家族が集まって、我が家も久しぶりに賑やかさに包まれました。

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ご近所の牧場に伺って、お馬さんにさわらせてもらったり

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林に揺れるハンモックに乗ったりして、チビちゃんたちも自然を満喫したようです。

今年も皆様方にとって良き年でありますように。

お正月の準備 [季節]

今年も残すところあと4日です。お正月を迎えるのに門松を作りました。

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竹はいつもの竹やぶから程良い太さのものを切り出して、

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水洗いした後、乾いたら荒縄で磨きます。こうすると竹の表面や節に浮いた白い粉がきれいに取れて艶やかな緑色になります。

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8,7,6の割合に切った3本の竹の先端を斜めに切り落とし、荒縄で上から7、5、3巻きで縛ります。

さて次は土台作りです。

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直径25cm程の入れ物(これはプラスチックのごみ箱)を適当な高さに切って、外側に藁を巻きつけて荒縄で縛ります。

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この中に先ほどの竹を立て、土を入れて松や葉ボタン、ナンテンなどをあしらえば出来上がり。

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玄関を掃き清めて両脇に門松を据えると、少し気持ちが引き締まります。


彼岸花 [季節]

八郷では稲の刈り入れも終わり、あちらこちらの田んぼから煙が立ち上っています。稲藁に火を付けて来年のために土に返しているのです。

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私たちの田んぼでも、干し藁に火を付けました。

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そのすぐそばで、刈ったばかりの根から新芽が伸び、もう実を付けました。すごい生命力です。

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田んぼに残っているのは遅刈りの酒米「渡舟」・・・畦の彼岸花の紅色が一段と冴えます。

味覚の秋 [季節]

八郷は「ミカンの北限、リンゴの南限」という温暖な気候で、フルーツの宝庫です。苺、ブルーベリー、ブドウ、梨・・・そして今は栗、あちらこちらに山栗がなっています。これから柿、みかんと続きます。

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先日友人ご夫妻がやって来て、庭のレモンを持ってきてくれました。

味覚の秋本番ですね。

盛夏 [季節]

クルクル回る

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風車

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「ねぇ、そこから何か見えますか?」

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「風・・・ですかね」


(水郷公園にて)

庭の花 [季節]

先週はまだちらほら咲きだった庭の桃が、今日の暖かさで一気に満開になり、小鳥たちもやって来ました。

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30年もの間たくさんの花や実を付けて、私たち家族を楽しませてくれました。

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ブルーベリーも今年はきっとたくさんの実を付けるでしょう。

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ヒヤシンスや


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クリスマスローズも咲きました。


新しくこの家に住む人たちに喜んでもらえるように、庭の草木がこれからもたくさんの花や実をつけてくれたらと思っています。

イカナゴの釘煮 [季節]

今日、赤穂から宅急便が届きました。学生時代からのカミさんの友だちが、毎年送ってくれる自家製の「イカナゴの釘煮」です。この時期、瀬戸内は春の風物詩「イカナゴ漁」で賑わい、旬の味を楽しみます。

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早速、ほくほくのご飯で頂きました。山椒の実を加えて柔らかく煮込まれたイカナゴの釘煮を食べると、春の訪れを感じます。


早春 [季節]

今日は収納家具を組み立てに来ましたが、生憎の雨模様。先日、IKEAでちょっと良いアイデアが浮かんで、気軽に4つのセットを頼んだのですが、何と合計の重量が300kgを越してしまいました。さすがに太太と二人ではどうしようもなく、息子に手伝ってもらうことにしたのですが、頼んだ配送が遅くなるとのことで、その前に腹ごしらえをしようと近所の蕎麦屋さんに出かけました。

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小物が可愛いですね。

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ここの山菜天ぷらは絶品ですが、この間から気になっていたのが「揚げ餅うどん」。盛り付けが洒落てますねぇ。カリッと揚がった衣の中から、柔らかく伸びる熱々のお餅・・・力うどんならぬ力そば、これで大工仕事にも元気が出ます。

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お店を出て山裾を見ると梅の花が綺麗に咲いていました。香りに酔うほど梅が一面に咲き乱れる景色も壮観ですが、里山にわずかばかり咲く花も、風情があってなかなか良いものです。

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小幡から少し足を伸ばして筑波山裾野の高台に行きました。寒いこの時期でも柑橘類の大きな実が、枝もたわわに実っていました。知り合いの空き地なので、ちょっと失敬して味見をしました。まだ少し酸味が強いですが、瑞々しくていい味です。

これから、ひと雨ごとに春が近づいて来ます。

【お店の情報】
泰旬庵そば「風」 石岡市(旧八郷町)上曽 761-3 TEL 0299-43-0867

冬枯れ [季節]

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数日前の雪が樹形を写し出し

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子供たちの作った雪(?)だるまもまだ残っていますが、

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蝋梅はもう満開です。

今日のお目当ては、映画『アルプス(The Alps)』 。

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空と登山ルートの両方から技術を駆使して撮影されたアイガーの峻嶮な山容が画面いっぱいに迫って、まるで自分が氷壁の上にへばりついているかのような臨場感でした。『運命を分けたザイル(Touching the Void)』以来、久々に山の映像を堪能しました。

所沢航空公園にて

"The Alps"


"Touching the Void"


年の初め [季節]

新しい年の門出を祝うかのように、済み渡った青空が広がり、風もない穏やかな朝です。

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御幣の飾られた鳥居をくぐり

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    祓え給い 
    清め給え
    神ながら 
    奇しみたま
    幸えたまえ

と三唱し、二礼二拍手一礼をして
今年の平安を祈ります。

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甘酒のおもてなしと

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焚火のぬくもりに、身の内も外も温められます。

近所の氏神様にて

紅葉点景 [季節]

禅寺の静寂を打ち破る

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紅葉狩り

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滝のように流れる彩りや

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光と影を

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何とかして切り取ろうとレンズを向けますが、

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自然の織りなす美しさには、只々畏敬の念を抱くばかりです。

新座 金鳳山平林禅寺にて






秋色 [季節]

幹にそっと触れて見上げると、

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黄緑色や

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紅色が

まるで空から降りそそぐようです。

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フカフカの落ち葉を踏みながら聴く

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Elegy … J. K. Mertz

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Adagio…J. S. Bach

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From a bird…J. Williams

音も色鮮やか

所沢航空公園にて

秋の気配 [季節]

夕陽を浴びて光る秋人参は

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小さな虫たちにとっては、まるで樹林のようです。

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120年程前に作られた幟旗立てを入口に構えた氏神様の参道脇には、背丈ほどに伸びたサトイモが葉を茂らせていました。雨の多かった今年の夏は、水を好むサトイモにとっては良い年のようです。

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陽に照らされて浮かび上がった大木を正面に見て鳥居をくぐると、

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夏の間子供たちの遊び場になっていた境内は、杜の中で静まり返っていました。

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エゴの木の実もたわわになっていました。昔はこの実を石鹸代わりに使ったり、麻酔効果を利用してすりつぶした実を川に流して魚をとったりしたそうです。

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秋は知らぬ間にそっと近付いて来て、雲間に光を射す夕陽もつるべ落としです。


Sarah Brightman "It's time to say good bye"  澄み切った歌声が心にしみわたります

秋の気配 [季節]

今年は夏らしい暑さもないままに、9月に入って朝夕はめっきり秋の気配が漂い始めました。

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畑にやって来るアゲハ蝶も、残る夏を急ぐように花の蜜を吸っています。

思い切って剪定したブルーベリーは、いつもの年より実の付き方が少なくはありましたが、

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それでもたまった実をお鍋で煮ると、二瓶のジャムになりました。

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夕方茶畑のまわりを散歩していると、

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柿の木がたくさんの青い実を付けていました。

これから晩秋にかけて少しずつ大きくなって、鮮やかに色付いてゆきます。

シークァーサー [季節]

息子のお嫁さんが沖縄の実家からどっさり送ってもらったお庭のシークァーサーを、おすそ分けしてもらいました。

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ザルいっぱいに入った実を

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半分に切って搾り機に入れ、

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ハンドルをギュッと押えこむと、下から元気よく果汁が出てきます。てこの原理を利用したシンプルな構造の手搾り機で、子供の力でも搾れて、簡単に分解して洗えるのも良い点です。

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一仕事終えると果汁は500ccほどになりました。使い方は色々で、料理にも使えますし、果汁を薄めて蜂蜜を少し加えて飲むと、夏の暑さも吹っ飛びます。

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バンシルはグアバ(パーラー)の仲間です。台湾や東南アジア産のもの比べると、少し小ぶりですが、果肉が綺麗な薄桃色で、甘みも少し強く感じます。

今年の夏はぐずついた天気が続いているので、より一層スカッと晴れ渡った台湾や沖縄の夏が恋しい今日この頃です。

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