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山陰の旅 - 出雲 [ちょっと遠出]

今回山陰に出かける前に、出雲に住む学生時代の友人に会おうと連絡したところ、「たまたまボランティアで出雲の観光ガイドをしているんだよ」とのことで、私たちに半日お付き合いして案内をしてくれました。

学生時代にクラブの先輩の下宿に良く集まった仲間のひとりであるその友人とは、互いに仕事が関西と関東で行き違いだったせいもあり、卒業以来の再会でしたが、物静かな語り口とおっとりした仕草は学生時代そのままでした。

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先ずは腹ごしらえと、出雲大社からほど近いお蕎麦屋さんへ。出雲と言えばやはり割子蕎麦です。

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食事を済ませた後は参道正面から、

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両抱え以上もある松の大木が並ぶ参道の玉砂利を踏み分け、


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御仮殿へ。


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今、本殿は5年の歳月をかけた「平成の遷宮」の真最中で、ようやく終わった桧皮葺の屋根が西の回廊越しに少しだけ見えました。

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来月半ばに始まる旧暦10月の「神無月」は、出雲では日本中の神様が集まる「神在月」で、その時には神々の御宿である東西十九社が扉を開けて待ち受けます。

御仮殿で大社特有の二礼四拍手一礼のお参りを済ませた後、出雲古代歴史博物館に立ち寄りました。

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出雲で出土した400点以上の銅剣、銅矛、銅鐸が一堂に展示される姿は圧巻です。

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屋外の舞台では、美川西神楽社中の人たちによる神楽「大蛇(おろち)」が上演されていました。須佐之男命(すさのおのみこと)が八岐大蛇を退治する有名な物語を題材にしていますが、時に口から火を吹きながら舞台狭しとばかりに繰り広げられる熱演に、観客は拍手喝さいを送りました。

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T君は別れ際に旧大社駅を案内してくれました。平成2年の廃線以来使われていない駅のホームは草蒸していましたが、

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明治45年6月の開業以来親しまれてきた純日本風の駅舎に入って


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鉄路で結ばれた全国各地の名前を見ていると、何となく切符を買う人の思いが伝わってくるような気がしました。

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