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真壁の雛祭り [ちょっと遠出]

今日は筑波山を越えたお隣の町、真壁で開かれている雛祭りに出かけてきました。

後に赤穂藩主となった浅野家が、関ヶ原の合戦後に御陣屋として整備した真壁町中心部の上宿、下宿、新宿、仲町、高上(たかじょう)の五つの町区画にある商家を中心に、約200軒の家々が江戸、明治、昭和、平成の時代を通して、先祖代々大切に守ってきた雛人形を公開しています。

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それぞれの家の門口には、手作りの案内が貼られ

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築百年以上の家の内にお邪魔すると、土間に続く部屋いっぱいにお雛様が飾られていました。

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こちらは昭和初期の座り雛

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薬局、書店と続いたこの商家の二階には、昨年の十月に物置の中で偶然に見つけたという組人形が飾られていました。昭和16年の新聞で丁寧に包まれていたそうですから、戦禍を免れるため大切に保管していたのでしょう。

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旅館の玄関に飾られたものは、江戸時代後期のもの

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お米屋さんの店先には浄瑠璃の人形も


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江戸末期に呉服商を営んでいた商家では、お店に居たおばあさんが、大正時代に親戚のお爺さんが東京で集めたというブロマイド写真を見せてくれました。「東京じゃぁブロマイドを買うだけでなく、ついでに遊んできたようだよ」とのことですが・・・。

ボランティアの方のお世話になって街並みの説明をしていただきながらお雛様を鑑賞しましたが、戦国時代に城下町として建設され、江戸時代には木綿の流通で繁栄した真壁には、

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明治初期の商家や

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大正時代の建物が今も残っていて、


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家の合間を縫うトロッコの軌条に沿って、そのまま時代を遡るような感覚を覚える街です。


【真壁のひな祭り】

3月3日まで開催されています。詳しくは下記サイトを参照ください。

http://www.makabe-hina.com/



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コメント 2

springnana

りっぱなお雛さま!!
私は戦後22年の生まれなので、小さい一対のお雛様だけです
長女は(10歳上です)、段飾り。時代を表します
by springnana (2011-02-12 12:56) 

ヒデさん

springnanaさん

皆さん時代を超えて大切に守って来たのですね。顔の表情や衣装も夫々に特徴があって興味深いです。
by ヒデさん (2011-02-13 20:27) 

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